交通事故示談書

交通事故示談書

示談書サインには早すぎる?!

ほとんど相手方ドライバーは任意保険に加入しているはずですが、実は、一見便利に見えるこの保険会社との示談交渉がクセモノ。
だいたい保険会社の担当者は「基準があって云々」というでしょうね。
例えば、
「今回の事故はあなたにも過失があるでしょ、差し引きこれくらいですね」
「バイクは全損扱いですね。減価償却して本来は価値がないものですよ。」
「ムチ打ち程度じゃ休業損害は出せませんよ。だって、働けるでしょ。」
「裁判をしたとしても結論は変わりませんよ。」

保険会社の代理人は年に何十件も交通事故を扱っている交通事故解決のプロです。
このプロを相手に被害者は示談交渉をしなければならないのです。

示談の決め時

ザックリと言えば、
事故の損害に対して納得できる金額が
提示されたとき
ということになるでしょうか。
しかし、加害者側(保険会社)からは
滅多に納得のできる金額が提示されることは
ありません。

様々な基準の罠

損害賠償額算定の基準だって、過失相談の割合だって、保障の範囲だって、信じられますか?

「これが基準だ!」
などと言って堂々と3分の1の金額を提示してくるのですから。

驚くべきことですが、これが現実です。

しかし、そこで言う「基準」とは、保険会社側で作ったものです。
賠償責任を負う側が勝手に作っている「基準」なるものが被害者であるあなたを保護するものであるはずがありませんよね?

保険会社は有名な大企業ばかりですから、その社員の言うことならと信じてしまう被害者も多いようですが、非常に危険です。

さらにこの不景気ですよね。
保険会社の競争激化の中で、収益確保のための不当な「出し渋り」の事例が増えているって。
保険会社は組織として出し渋っているわけですから、被害者であるあなたが単独でこれに対抗するのは困難ですよね。

納得できる金額を提示してみましょう

私も昔、バイク便ライダーやってたんで何度も交通事故やりました。
バイク被害者として不愉快な相手に対しての思いが解ります。
しかし、行政書士は弁護士ではありません。
「交渉代理」することはできませんが、書面作成のお手伝いをいたします。

示談=契約和解

示談とは、法律用語では「契約和解」と言います。
そして、契約和解はごく例外的な場合を除いては、
覆すことができません。
ですから、急いで安易に示談書を取りまとめてしまうことは
極めて危険です!

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